皮と革

ココマイスターのこだわり

生活シーンで使う革製品(バッグ、財布、小物)は、全て『革』です。

 

革といっても意外と知られていません。

 

まずは皮と革の違いについて、簡単に分かり易く説明します。

 

革と皮はどちらも「かわ」に違いはありませんが、正確には、動物から剥いだ状態のものを“皮”といい、 タンナーという職人による『なめし』工程を経たものを『革』と呼びます。

この皮⇒革は"なめし"という工程によって区分けされています。

 

"なめし"とは動物の生皮の主成分である脂やたんぱく質を取り除き、コラーゲン繊維を残すことで腐敗を防止し、柔らかくするために主に合成の脂(リンスと同じ)を再度入れ、柔軟さを保持させる技術をさします。

 

なめしの起源はとても古く、すでに原始の人々は捕らえた動物の内臓に皮を浸けるという、なめしの方法を実践していたとされ、彼らが纏う(まとう)動物の毛皮は、現代に続くマテリアル“革”としての歴史の第一歩と考えられます。

 

彼らは革で己の体を包みこみ、道具をいれる袋としても使用してました。

 

なめしの発見によって人々はさらに煙で燻す、 植物のタンニンに浸けるなどの、様々な方法を発見し、効果のあった方法を極めていきました。